グラフ関数電卓で高校数学の教育を強化する

グラフ関数電卓で高校数学の教育を強化する

電卓のタイプ:グラフ関数電卓
対象学年:高校、大学、職業専門学校
実施国:台湾

  • Mrs. Kee Hwee Sin

    Mrs.Kee Hwee Sinは、教育省の奨学生として、1998年に南洋理工大学国立教育研究所(NTU/NIE)を卒業し、数学を専攻、教育学の学位を取得しました。2014年に教育省を退職するまでの20年間、Aレベルの教育機関で長年にわたり教鞭をとり、CASIOの協力教師として教育への情熱を持ち続けられた方です。CASIOの強力な支持者である彼女は、カシオシンガポールと協力し、Aレベルのクラッシュコースを5回実施しました。Mrs. Kee Hwee Sinは、すべての学習者をサポートすることに強い関心を持っており、Dyslcalculia and Numeracy Teaching(計算障害と数値計算の指導)、およびFurther Education/Higher EducationにおけるSpLD学習者サポートの証明書を取得されています。

台湾では現在、中学・高校ともに授業中の関数電卓の使用は認められていません。しかし、高校の新しい数学カリキュラムでは、数学の授業や学習に関数電卓の使用が認められる可能性があるとされています。そこで、カシオ台湾は、台湾数学教育協会と協力し、シンガポールから Mrs. Kee Hwee Sinを招き、CASIOのグラフ関数電卓 fx-CG50 を使った数学教育のワークショップを開催しました。また、高校教師の教育スキルの質の向上を目指す国立台湾師範大学と国立彰化師範大学でもワークショップを開催しました。これらのワークショップには、主に中学校や高校の教師、NTNUやNCUEの教授など、100人以上の参加者が集まりました。

ワークショップでは、Mrs. Kee Hwee Sinが実際にfx-CG50を使用して指導された時の経験を台湾の先生方に伝えていただきました。具体的には、授業する上でのヒントや授業に活用できる興味深い機能を紹介されたり、特定の数学的概念の学習を強化するために、どのように授業をデザインすることができるか、といった内容です。台湾とシンガポールの過去の試験問題を用いて、学生が様々な数学的概念を理解するためにfx-CG50をどのように活用できるかについても講義していただきました。

fx-CG50の最大の特徴はグラフを簡単に表示できることです。「生徒は関数の特徴をよりよく覚えることができる」、「操作しやすく、数学の学習に適したツールである」という感想を頂戴しました。また、特にfx-CG50が複雑なアルゴリズム処理を単純化するのに有効であることに感銘を受けられた先生が多かったようです。

このワークショップによって、台湾の多くの先生たちに、CASIOのグラフ関数電卓fx-CG50は、生徒たちが数学の概念を理解し、数学への興味を深めるための優れたツールであることを同意していただけました。