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海外事例

国や地域と連携し、学ぶ人の未来につながるプロジェクトを進めています。

G2G EDU-Portニッポン

インドネシア、タイでの数学教育事業が文部科学省のプロジェクトに採択

「G2G EDU-Portニッポン」は、日本型教育の海外展開を推進する文部科学省のプロジェクトです。カシオはインドネシアとタイにおける「関数電卓を用いた探究型数学授業」を実施。その普及と定着を支援しています。授業開発を通じた数学教育の向上を目指し、今後ほかの国々への展開も視野に入れています。

Case 1 インドネシア

インドネシアでは、国際的競争力のある人材の育成という国家方針のもと、分析・評価・想像力といった高次思考技術(HOTS)の能力向上を図る教育改革が行われています。教育省関連組織より、カシオの関数電卓の効果や教育活動に高い関心が寄せられ、2024年施行の新カリキュラムを導入するジャカルタ州の高校1年生の授業支援を開始しています。

Case 2 タイ

タイの教育省関連組織と、関数電卓活用に向けた協議を重ね、都市と地方の学力格差の是正を見据え、高校1年生にパイロット授業を実施しました。その後のテストで、関数電卓を使った探究型授業を行なったクラスは、関数電卓を使わない従来型の授業を行なったクラスに比べて正答率が上昇。関数電卓の有効性を実証することができました。

サウジアラビアのジェッダ州教育省とのコラボレーションによりPISA試験対策本を作成

OECD(経済協力開発機構)が2018年に実施したPISA(国際的な生徒の学習到達度調査)の数学部門で、サウジアラビアは78カ国中72位でした。カシオはジェッダ州教育省より、PISAの点数アップのための試験対策本の作成を依頼され、カシオ関数電卓「fx-991CW」で問題を解く「PISAブックレット」を作成。ジェッダ州の公立校へ無償配布しました。2025年PISAに向けて、生徒へのトレーニングも予定されています。

ナイジェリア ラゴス州のモデル校にて関数電卓の有効性を実証

ラゴス州教育省と連携し、探究型学習における関数電卓の有効性を実証するプロジェクトを実行しました。6つのモデル校に対して教材提供、教師トレーニング、関数電卓を使用した授業を実施。その成果を教育省に報告しました。それら報告書は、連邦政府教育省事務次官、西アフリカ試験局長、ラゴス州教育大臣をはじめとする多数の教育関係者が参加する「州教育カンファレンス」にて発表され、州教育大臣より官民連携の成功事例として賞賛を受けました。関数電卓というテクノロジーが学習の効率化を進め、問題解決能力を養う授業ができることを実証したカシオ。プロジェクトの成功を受け、今後ラゴス州で500校、1000人という広域教師トレーニングを実施するほか、他州への展開も計画されています。

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